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NIKEエアズームペガサス38レビュー

2021年4月28日に発売されたNIKEエアズームペガサス38を購入しました。発売から少し時間が経過してしまいましたが、レビューしたいと思います。

NIKE ペガサスシリーズとは

NIKEのランニングシューズで一番売れている最も汎用性とコストパフォーマンスが高いシューズがエアズームペガサスシリーズです。初代ペガサスが発売されたのは1983年。2021年に発売された「ペガサス38」は名前が表す通り38代目のモデルになります。昨年2020に発売された「ペガサス37」は全国のスポーツ専門店スタッフが選ぶ「日本スポーツ用品大賞」の「最も売れた商品」部門で2位を、「最も使って欲しい部門」の大賞を受賞しました。ペガサスが一足あればジョギング。インターバル、ロングランと何でもこなせる一足です。

ペガサス38はどのようにアップデートされたのか

エアズームペガサスシリーズは2年に一度フルモデルチェンジされます。2020年にペガサス36からペガサス37へフルモデルチェンジをしたので、2021年発売のペガサス38はペガサス37のマイナーチェンジ版と言えます。つまりペガサス38はペガサス37の完成度をより追求したモデルです。以下の項目がペガサス37からペガサス38へのアップデートされました。

  1. アッパー素材の変更
  2. トゥーボックスのワイド化
  3. シュータンを独立させ厚みを増した
  4. 踵・足首周囲のパッドの厚みが増した
  5. 2mm厚くなったミッドソール

1.アッパー素材の変更

前作でもメッシュ素材が使用されていましたが、よりソフトなメッシュ素材に変更になりました。

2.トゥーボックスをワイド化

アッパーの素材を変更すると共に爪先部分の高さと幅を少し増し、爪先を自由に動かせる空間が確保されました。

ペガサス38(左)はペガサス37(右)と比べると少し丸みをおびたシルエット

3.シュータンを改良

ペガサス36から続いている薄くアッパーと一体化したシュータンからトラディッショナルなアッパーから独立したパッドの入ったシュータンに変更されました。シュータンの厚みを増すことで、靴紐の締め付けによる足の甲の圧迫による不快感を軽減しています。

4.踵・足首周囲のパッドの厚みが増した

シュータンの厚みを増すことと同時に踵・足首周囲の生地の厚みを増すことで踵と足首のフィット感の改善されました。

シュータンと足首周りの生地の厚みを増すことで、履き口周辺のフィット感が向上しました

5.ミッドソールが2mm厚く

一見その差は分かりませんが、リアクトフォームのミッドソールの厚みが約2mm厚くなりました。

アップデートされたペガサス38はどう変わったのか

1.アッパー素材が変わって・・・

アッパー素材がペガサス37よりも柔らかいサンドウィッチメッシュに変更されたペガサス38は、アッパー全体のフィット感が増しました。MP関節(拇趾球のラインの関節)が屈曲する時の足とアッパーの生地の追従性が上がって一体感が増しています。アッパーの通気性はペガサス37との差はさほど感じられず。夏は暑そうなので、ソックスで調整する必要がありそうです。柔らかい素材になって耐久性が落ちていないと良いです。

2.トゥーボックスがワイド化されて・・・

トゥーボックスがワイド化されましたが、幅が広くなったというよりも爪先部分の高さが増したと言ったところでしょうか。確かに爪先部分の圧迫感が軽減されています。アッパーの素材変更と相まって履き心地は快適になりました。

3.シュータンの厚みが増して・・・

シュータンの厚みが増したことで、レースをきつく縛った時の圧迫感が軽減されました。

4.踵・足首周囲のパッドの厚みが増して・・・

踵と足首周囲のパッドが厚くなって、踵が固定力が向上しました。上位モデルに比べるとペガサスシリーズは踵の固定力は弱めでしたが、履き口と踵周囲の生地の厚さが増すことで足との一体感が増しました。

5.ミッドソールの厚さが2mm厚くなって・・・

ミッドソールの厚さは少し厚くなりました。それによってクッション性が格段にアップしたというようなことはありません。リアクトフォームの量が増えることでミッドソールの耐久性がアップすることに期待したいと思います。

左からペガサス38、VaporFly4%FK、ズームテンポネクスト%、VaporFly Next%。ミッドソールの厚さはVaporFly4%とほぼ同じ厚さになりました

1~5が変わってどうなったのか?

まとめると

  • アッパーの改良によってシューズ全体のフィット感が良くなり快適性が増しました
  • シュータンや踵周りの生地の厚みを増し、ミッドソールを厚くしたことで約10g重くなりました

重量が増えたと言っても、履いていて重さ感じる程の差はありません。

値下がりしたペガサス37とどちらを選ぶべきか

基本構造はそれほど変わらないペガサス37とペガサス38。ペガサス35からペガサス36にマイナーチェンジした時ほどの大きな差は感じられませんでした。価格が下がっているペガサス37と、発売から2ヶ月経過して価格が下がってきているペガサス38ならどちらを買うべきでしょうか。私なら迷わずペガサス38を選びます。ペガサス37もペガサス38は通気性の面ではそれほど差は感じられませんが、柔らかくフィット感が向上したアッパーと厚みを増したリアクトフォームの厚底ミッドソールの相性は抜群です。ペガサス38はペガサス37より走りやすいです。

Nike Zoomシリーズ比較

過去数年のNike Zoomシリーズのランニングシューズのスペックを比較してみました。

Shoes NameOffset
(前足部と
踵の落差)
Fore Foot
(前足部)
Heel
(踵
Weight
(メンズ28cm

重量)
Midsole Material
(ミッドソール

の素材)
Pegasus3810 mm17.5 mm27.5mm298 g
(実測)
React & Zoom Air Unit
(前足部のみ)
Pegasus 3710 mm14 mm24 mm289 g
(カタログ値
285 g)
React & Zoom Air Unit
(前足部のみ)
Pegasus 35 &3610 mm12 mm22 mm275 g
(Peg36)
Cushlon &
Full length Zoom Air unit
Pegasus 3410 mm??285 gCushlon & Zoom Air Unit
(前足部と踵)
Vapor Fly 4%10 mm21 mm31 mm195 gZoom X with
Carbon Fiber Plate
Vapor Fly NEXT%8 mm25 mm33 mm200 gZoom X with
Carbon Fiber Plate
Alpha Fly8 mm31.5 mm39.5 mm210 g
(26.5㎝)
Zoom X with Carbon Fiber Plate,
Visible Air Unit(前足部)
Zoom Tempo Next %10 mm36 mm46 mm283 gForefoot : Zoom X with 2 x Air Zoom pods
Heel : React
Zoom Fly10 mm23 mm33 mm248 gLunarlon with
Carbon Fiber and Nylon Plate
(ナイロンプレートのカーボン巻)
Zoom Fly 311 mm23 mm34 mm274 gReact &
Carbon Fiber Plate
Pegasus Turbo 28 mm16 mm24 mm231gZoom X & React
NIKEランニングシューズの比較

2足目のNIKE エアズームペガサス37

2020年6月から履き始めたNIKEエアズームペガサス37が2020年12月に走行距離1000kmを超えたので、2足目のNIKEエアズームペガサス37を購入しました。

服部勇馬選手もNIKEエアズームペガサス37を1100km履いているようです。

 
 
 
 
 
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NIKEエアズームペガサス37とは?

NIKEのランニングシューズの中でデイリートレーナーに分類される汎用性の高いランニングシューズです。特徴をまとめると以下の様になります。

  • 耐久性抜群・・・1000km以上走っても反発力が落ちないReact ソール
  • 反発力強め・・・前足部に従来の2倍の厚さのAir zoomユニットを搭載しているのでリアクトインフィニティランよりも高反発
  • 価格がリーズナブル・・・定価は¥14,300ですが、色を選ばなければ¥9,000を切った価格でも購入可能
  • アッパーやや厚め・・・アッパーは厚めの生地なので、夏は少し熱が籠りますが、冬は快適

詳しくは以下の「NIKEエアズームペガサス37レビュー」の記事をご覧ください。

2足目はピュアプラチナというカラーを選択しました

約1000kmを走ったペガサス37との比較

全く走っていないペガサス37と1000kmを走ったペガサス37を比較してみました。足入れしてみるとアッパーが伸びていないので少し窮屈に感じます。反発力さすがのリアクトソール、それほどヘタっているとは感じません。一番摩耗が激しい部分はアウトソールの減りです。古いシューズだと雨の日のアスファルトの下り坂では滑りそうになりますが、新しいシューズを履いた場合は地面が濡れていてもしっかりと地面を捉えて滑ることはありません。

アウトソールの摩耗は一目瞭然です
接地の衝撃を吸収するミッドソールに皺が刻まれています

NIKEエアズームペガサス38

インターネット上ではNIKEエアズームペガサス38の情報がリークされています。エアズームペガサスは毎年新作が発表されますが、メジャーアップデートは2年おきです。2020年にアッパーとソールの両方のメジャーアップデートと共に37が発売されたので、2021年はマイナーアップデートの年になります。写真を見る限りではソールは37と同じものを踏襲している様に見えます。アップデートされるのはアッパーのみの様です。ヨーロッパでは4月15日からNIKEメンバー限定で先行発売予定。北米は4月22日より、グローバル展開は4月29日を予定しているようです。日本国内は4月22日よりNIKEメンバー先行販売、4月29日から一般販売と発表されました。

 
 
 
 
 
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2足目のNIKEエアズームペガサス37走行距離300km

2足目のペガサス37が走行距離300kmを超えました。履き始めた時に、このペアは何故か左足の中足部が少し狭く感じられて走っていると痛い時もありました。しばらく薄めのソックスを履いてフィッティングを調整していました。走行距離250kmを超えるとアッパーも伸びて足に馴染んで来て、中足部の圧迫感も解消されました。ランニングシューズも工業製品なので、左右で少し大きさの差があることはありますね。

接地で摩擦が起こる前足部は少しアウトソールのパターンが減っています

2足目のNIKEエアズームペガサス37走行距離600km

シンスプリントなのか、それとも脛骨の疲労骨折なのか、左の脛が痛くて2月3月とマイレージを稼げませんでしたが2足目のペガサス37も600kmを超えました。相変わらずレアクトソールはヘタることもなくアッパーも足によく馴染んで快適です。ペガサス38の発売が4月中と発表されましたが、目標の1000kmまではデイリートレーナーとして37で走りたいと思います。

アウトソールは順調に摩耗しています

NIKE エアズームペガサス37レビュー

2020年の1月からトレーニングで履いていた2代目のPegasus36の走行距離が約700kmに迫って来たので、2020年4月に発売されたNIKE AirZoom Pegasus37を購入しました。

出典:nike.com

NIKE Pegasusシリーズとは

ペガサスシリーズは1983年に初めて発売されました。36回のモデルチェンジを重ね、シリーズ通算でNIKEのランニングシューズとしては最高の販売数を誇ります。ペガサスは踵用のエアユニット「エアウィッジ」を初めて採用したシューズです。近年では2年に一度メジャーチェンジが行われ、メジャーチェンジの翌年にはマイナーチェンジが施されより完成度の高いシューズに進化しています。メジャーチェンジの年にはミッドソールとアウトソール(靴底の部分)のモデルチェンジが行われます。メジャーチェンジの翌年にはミッドソール・アウトソールはそのままにアッパーに改良が加えられます。メジャーチェンジの2018年に発売されたペガサス35よりミッドソール全体に一体型のエアユニットが搭載されました。翌2019年にマイナーチェンジを施されたペガサス36はソールはペガサス35をそのまま継承し、アッパーやシュータンに改良を加えより軽量化し完成されたモデルになりました。そして2020年はメジャーチェンジの年に当たり、ペガサスシリーズは大幅にアップデートされました。

Air Zoom Pegasus 37の進化とは

では大きく改良されたPegasus 37の改良点とはどんなところでしょうか。それはとにかく丈夫になって耐久性が大幅にアップしたことです!!

出典:nike.com

Reactになり厚さを増したミッドソール

ペガサス37はミッドソールの素材が、TPU(熱可塑性ポリウレタン)系のReactに変更されました。「ふわ、かる、びよ~ん」のキャッチフレーズで有名になったリアクトはポリウレタン系のフォームであり高い耐久性とクッション性があります。前作ペガサス35と36のミッドソールには、EVA(エチレン酢酸ビニル)系のとても軽量なクシュロンフォームが採用されていました。言わばプラスティックのポリウレタン系Reactは、言わばスポンジのEVA系クシュロンに比べると少し重さはあります。私の足は実測(裸足のサイズ)で27.5㎝あるので、シューズのサイズは28㎝~28.5㎝を履いています。NIKEのシューズの場合は足の形に合い、5本指ソックスが履けないくらいピッタリと履ける28㎝を選んでいます。ペガサス37もいつもと同じ28㎝を選びました。足入れするとピッタリでしたが、箱から出したPegasus 37 の第一印象は「デカい!!」でした。ソールの踵部分が後方に飛び出しているからなのか、厚底が主流の最近のシューズの中でもとりわけ大きく感じます。約700 km走り少しミッドソールが潰れたPegasus 36と比べても、初代のズームフライと並べて比較しても何もかもが大きいです。ミッドソールの側面には縦の凹凸があり、着地の衝撃で圧縮されるミッドソールに皺が出来ることを防ぎます。アウトソールの前足部にも溝が一本増えて、前足部の屈曲性が上がっています。

分厚いミッドソールには縦に凹凸が入ります
前足部に溝が一本増え前足部の屈曲性が増した少し幅の狭いアウトソール。

2倍の厚さのエアバッグ

上記の通りペガサスシリーズはNIKEのランニングシューズとしては踵用のエアユニット「エアウィッジ」を初めて採用したランニングシューズです。そのペガサスが37代目にして踵部分からエアユニットを取り去り、前足部に今までの2倍の厚さのエアユニットを搭載しました。またを男性用モデルを20 psi、女性用モデルは15 psiと性別によってエアバッグの中のガスの気圧が異なっています。

BANDSで中足部を面で支える

前作ペガサス36はひも状のフライワイヤーで中足部を固定してシューズと足の一体感を出していましたが、ペガサス37はBANDSというフライワイヤーよりも幅の広いその名の通り帯状のBANDSの面で中足部を締め付け固定力が向上しました。

少し深くなった踵

モハメッド・ファラー選手からのフィードバックを受けてペガサス35からアキレス腱に触れない様にする為に、履き口の踵部分が外側に反り返っていました。ペガサス36ではより尖っていましたが、ペガサス37では尖り方は少し抑えられ、その分少しだけ踵を覆う部分が深くなり踵の安定感が増しました。履き口の踵部分の反り返りは短くなりましたが、アキレス腱に触れることはなく快適です。

右からペガサス34・36・37の踵部分。中央のペガサス35が踵部分が浅くアキレス腱部分が一番尖っています。

上位モデルとの共通点

ペガサス37にはズームシリーズの上位モデルであるAlpha Fly ・Vapor Fly Next %等々に用いられているテクノロジーも利用されています。

カットされたシュータン

ペガサス36よりシュータンの厚さが薄くなり足へのフィット感が増しました。厚さの変化と共にシュータンの形状が足首の形に沿って切込みが入っています。切込みがあることで足関節を背屈した時の前脛骨筋腱や腓骨筋腱の動きに干渉しません。薄くカットされたシュータンは初代Zoom Fly等にも採用されていました。

シュータンが真っ直ぐではないことで足関節周囲の動きに干渉しません
初代Zoom Flyと同じカットの入った薄いシュータン

オフセットされた爪先部分

爪先部分のアウトソールのラバーが少し内側にオフセットしています。爪先のラバーピースが中心にあるよりも親指側にオフセットすることで地面からの足離れが良くなり爪先部分で地面を蹴る感覚を得やすくなりました。これはVapor Fly Next %より導入されたテクノロジーで、アルファフライにも用いられています。

Nike Zoomシリーズ比較

Zoomシリーズの主なモデルの比較をしてみました。一見、ミッドソールが分厚く大きく見えるペガサス37ですが、実際のソールの厚さはヴェイパーフライ等の上位モデルと比較すると随分と薄いことが分かります。

Shoes NameOffset
(前足部と
踵の落差)
Fore Foot
(前足部)
Heel
(踵
Weight
(重量)
Material
(ミッドソール

の素材)
Pegasus 3710 mm14 mm24 mm289 g
(カタログ値
285
g)
React & Zoom Air Unit
(前足部のみ)
Pegasus 35 &3610 mm12 mm22 mm275 g
(Peg36)
Cushlon &
Full length Zoom Air unit
Pegasus 3410 mm??285 gCushlon & Zoom Air Unit
(前足部と踵)
Vapor Fly 4%10 mm21 mm31 mm195 gZoom X with
Carbon Fiber Plate
Vapor Fly NEXT%8 mm25 mm33 mm200 gZoom X with
Carbon Fiber Plate
Alpha Fly8 mm31.5 mm39.5 mm210 g
(26.5㎝)
Zoom X with Carbon Fiber Plate,
Visible Air Unit(前足部)
Zoom Fly10 mm23 mm33 mm248 gLunarlon with
Carbon Fiber and Nylon Plate
(ナイロンプレートのカーボン巻)
Zoom Fly 311 mm23 mm34 mm274 gReact &
Carbon Fiber Plate
Pegasus Turbo 28 mm16 mm24 mm231gZoom X & React

NIKE Air Zoom Pegasus 37の弱点

大きくアップデートされたペガサス37ですが、少し気になる点もあります。

重量

耐久性の高いポリウレタン系のReactをミッドソールに大量に採用したことで前作ペガサス36よりも少し重くなってしまいました。重量はメンズ28㎝で実測289 g(カタログ値285 g。何度計っても4g重かったです。)因みにペガサス36はメンズ28㎝で275 gでしたので約10 g重くなりました。

通気性

アッパーにも丈夫で耐久性の高いトランスルーセントのアッパー素材を採用したことで、前作よりも少し通気性が低下し熱が籠るように感じます。しかし気温が高い時期は薄いソックスや踝が露出する短いソックスを着用することで、足部の暑さは軽減されます。

アッパーを透して木漏れ日の様に太陽光が差し込む程の通気性は確保されています

走ってみると

実際にペガサス37を履いて走ってみました。ミッドソールが2mm厚くなったからなのか、ミッドソールのフォームがリアクトに変更になったからなのか、ペガサス36で感じられた様なダイレクトな接地感覚は少し感じにくくなってしまいました。同じリアクトをミッドソールに採用しているエピックリアクトと比較するとミッドソールのしっかりとした剛性感を感じられます。フワフワのクッションの中にカーボンの芯があり反発するヴェイパーフライが「アルデンテ」だとすると、ペガサス37のリアクト+ズームエアのコンビネーションは柔らかいだけではなくズームのこしがあり「讃岐うどん」と言ったところでしょうか。ペガサスターボ2やヴェイパーフライほどフカフカとした柔らかさはありません。少しスピードを出したり上り坂を上るとフォアフットに入った2倍の厚さに増したエアバッグの反発します。ガーミンのデータで比較をすると、同じコースで平均ストライドが約5センチ伸び、ほぼ同じ心拍数で走ってもペガサス36よりも37を履いた方が5秒程度速く走れます。重量はペガサス36よりも重くなっていますが、特に重くて走りにくいといった感じはありませんでした。通気性についてはやはり36の方が涼しく感じてしまいます。耐久性と快適性はトレードオフということですね。初心者からエリートまであらゆるレベルのランナーがどんなペースで走るのにも対応出来るオールラウンドのニュートラルタイプ(サポートタイプが必要な場合はボメロを履いてください)のシューズといったところでしょうか。ペガサス35と36はイージーデーに履くシューズですが、ペガサス37はイージーランのみならずロングランや少し速めのテンポランでも履けそうです。私はレースのない時期をペガサス36とペガサス37をミックスしながら履きたいと思います。

ペガサス36とペガサス37

ペガサス37が発売されて価格が下がったペガサス36と、定価が¥1,000高くなってより反発が強くなったペガサス37とどちらを買うべきか?と問わたら、私はペガサス37を選びます。ペガサス37の方がどうやら耐久性が高く、長い目で見るとお得なだと思うからです。薄底のシューズと併用して足周りを強化するのであればナイキフリーとペガサス37を選択して併用します。

ペガサス37走行距離100 km

ペガサス37を履いて走って走行距離が100 kmを超えました。まだ履けるペガサス36もありますが、クッションの良いペガサス37を選択してしまい、2週間で100 kmに到達しました。

ミッドソール

耐久性の高いReactのミッドソールはやはり丈夫です。ミッドソールに刻まれた縦方向の細かい溝の効果もあり、踵部分の皺の入りはとても少ないです。

接地で負荷のかかる中足部の小趾側に少し皺が入っている程度です

アウトソール

アウトソールのゴムの耐久性は前モデルから変わらず、とても丈夫で殆ど削れていません。雨の日も走りましたが、白線やマンホールの上や表面がツルツルとした粗目の舗装のアスファルトの上を走った時以外では、通常のアスファルトの上は濡れていても滑って走りにくいということはありませんでした。

アウトソールのの摩耗は殆どありません

走行距離300km

約1ヶ月使用したペガサス37の走行距離が300 kmを超えました。現在は環境的にインターバル等のスピードが速めのトレーニングは行わず、5分/㎞付近のペースで走っています。

ミッドソール

ミッドソールは耐久性の高いリアクトは走行距離が300 km程度ではクッションも反発も衰えることはありません。ペガサス36のミッドソールは踵に向かって皺が入っていましたが、素材がリアクトに変更になり踵外側のアウトソールには縦方向に溝を刻むことで接地時にアウトソールが圧縮されて潰れて皺が寄ることを防いでいます。溝が彫ってある部分と溝がない部分では皺の数が明らかに違います。

アウトソール

アウトソールは接地で使う小趾球付近のソールパターンが削れて来ていますが、グリップ力が落ちたということは全くありません。

インソール

私のシューズで一番ダメージを受けやすいインソール。インソールも接地する小趾球付近の生地は少し表面が削れて来ていますが、まだ穴が開くほどではありません。

走行距離500km

2020年6月末から履き始めたNike Air Zoom Pegasus 37が約2ヶ月間で走行距離500 kmを経過しました。

暑さでスピードがどんどん落ちて行きます

ミッドソール

走行距離500kmを経過してもミッドソールの皺は少な目です。

アウトソール

走行距離500kmを経過したアウトソールは、摩耗が目立って来ました。私のフォームで地面に設置するフォアフット気味の外側(アウトエッジ)からアウトのガイドラインに沿ってパターンが削れています。アウトソールの凹凸が削れてきたからと言って特に滑りやすくなって走りにくいということはありません。

インソール

私の場合ミッドソールやアウトソールよりも早くダメになってしまうインソールも500 kmを経過しても穴が開くようなことはありません。ペガサス36では430kmでインソールが削れていましたが、ペガサス37は500kmを超えても薄くなる箇所はありますが、穴が開くようなことはありません。

走行距離750km(2020年9月26日追記)

目標走行距離1000kmに設定して3/4の750kmに到達しました。9月になり朝の気温が下がって来たので平均ペースも500km通過の時と比べて2秒ほど速くなりました。

ミッドソール

さすが耐久性が売りのREACT。接地の圧力で潰れることもなく、750km走ってもクッション性能は衰えていません。ミッドソールのサ横に刻まれた垂直方向に走る溝もミッドソールが接地の衝撃で圧迫されて皺が寄るのを防いでいます。

アウトソール

アウトソールは750km走ると摩耗して来ます。石畳のような道や、濡れたアスファルトの上を走ると滑ります。

インソール

750km走ったインソールは少し破けて来ています。それでもペガサス36の430kmの時よりも摩耗の具合は少ないです。

走行距離1000km(2020年11月10日追記)

ペガサス37の走行距離がNIKE Running Appで履き初めに設定した目標の1000kmを超えました。1000kmを超えましたがまだまだ履いて走れそうです。ペガサス37はとても丈夫なランニングシューズです。

ミッドソール

1000kmを超えてもリアクトソールの皺は接地の際に負荷がかかる小指の付け根付近だけでした。

アウトソール

接地する部分のアウトソールのゴムが削れてしまいグリップ力が低下しています。濡れたアスファルトの上を走る場合は滑りますが、乾燥したアスファルトの上ではまだしっかりグリップします。

インソール

インソールもそれなりに削れて来ましたが、ペガサス36以前のモデルよりも摩耗は少ないです。

ペガサス37を買い換えました

走行距離1000kmを超えたので2足目のペガサス37を購入しました。

ペガサス38を購入

2足目のペガサス37も走行距離800kmを超えたので、ペガサス38に履き替えました。レビューはこちらです。

ペガサス36のレビューはこちら

ペガサス36のレビュー記事は以下をご覧ください。

第54回青梅マラソン

2020年2月16日(日曜日)は第54回青梅マラソンに参加して来ました。今年は30kmの部・10㎞の部を合わせて1,5255人が参加しました。募集定員が30kmの部は15000人、10㎞は4000人で合計19000人なので、朝からの雨と新型コロナウィルスの影響で約2割の方が欠場したことになります。青梅マラソンは、1967年に始まり今年で54回を迎える伝統の大会です。「マラソン」と付いていますがフルマラソンではなく、30 kmと10 ㎞でロードレースが開催されています。フルマラソンを走るほどやる気がない私には 、フルマラソンの本当にキツイ35km以降に到達する前にゴール出来る30kmという距離はピッタリです。片道15kmの往復コースで前半が上り基調、後半は上って来た道を下って戻る、獲得標高500mの片道一車線のシンプルなコースです。

出典:青梅マラソン公式ホームページ

当日朝は雨

前日の天気予報では2月16日の関東地方の天気予報は朝から雨。当日、朝目覚めて外を見るとまだ雨は降っていませんでしたが、綺麗な朝焼けが出ていました。ということは、雨が降り出すということです。8時頃から予報通りに雨は降り始め、10時過ぎには本降りになって来ました。

小作駅

当日の受付会場になっている河辺小学校の最寄り駅は「河辺駅」ですが、私は一つ前の「小作駅」からウォーミングアップを兼ねて歩いて会場に向かっています。と言っても、大雨でとてもウォーミングアップにはなりませんでしたが。

スタート前に雨は上がる

雨の中での待ち時間を最短にする為にギリギリで受付を済ませました。雨に濡れない場所を探しましたが見つからず。諦めて雨に濡れながら準備をしてスタートエリアに向かう頃に雨は弱くなり、やがて止んでしまいました。100均のレインコートとグローブ・アームウォーマーも着用してスタートラインに並びました。シューズはNike Vapor Fly 4% Flyknitです。今年はこれがレースシューズ。雨で気温が下がるかなと思っていましたが、あまり下がらず。スタートエリアに整列 して待っている間も全く寒さは感じませんでした。スタート前に高橋尚子さんがアナウンスされていた様に、ある程度湿度があり日差しがないという気象条件はマラソンには向いています。

上り基調の前半15km

11:30分いよいよスタート。1万人以上のランナーがスタートするので、スタート直後はしばらく渋滞します。今回のプランは4分20秒/㎞ペースを維持して走り、目標タイムは2時間10分前後に設定しました。上り基調の前半は4分25秒ペースで走り、下り基調に変わる復路15kmを4分15秒ペースで前半に失ったタイムを回収する予定でした。スタート直後はの1kmは5分40秒、2km目は4分50秒と2分程度タイムを失ってしまいました。3km以降はばらけて来てそれなりのペースで走れました。5km過ぎで暑くなり始めてグローブを外しアームウォーマーも下してしまいました。路肩に捨ててしまいたかったのですが、勿体ないのでそのまま腕に着けて走りました。折り返し地点で1時間6分前後で予定通り。

後半は苦手な下り

復路15kmは下り基調。プランでは4分15秒/1kmペースで前半のスタート直後の渋滞区間で失ったタイムを回収する予定でした。しかし下りが苦手な私は上りと同程度のスピードを維持するのがやっと。長く続く下りを大腿四頭筋でブレーキをかけながら走ってしまう為、次第に太腿前側が疲労して来てしまいました。周囲のランナーと下りで抜かれ上りで追いつくを繰り返しながら、復路のポイントになる21km付近の長く急な坂に突入。きつい坂ですが、歩いたり止まったり極端に減速することもなく通過。あとは淡々と目の前の1kmずつをこなしていくだけ。青梅の市街地に入り、スタート地点を通過すると残りゴールまで800mですがラストスパートも出来ずゴール。タイムは2時間13分33秒(根NETタイム2時間12分21秒)でした。昨年より約3分早く走れましたが、目標の2時間10分には届かず。スタート直後に失ったタイムを後半の下りで回収しきれませんでした。次の課題は下りの効率的な走り方になりました。

第54回青梅マラソン30kmのGARMINデータ

フィニッシュエリアで貰えるおにぎりが梅味のみなのは青梅だからなのか?
左足の小趾が少し長く接地の具合が悪くいつもマメになってしまいます

MAURTEN シリーズでエネルギー補給

今年のレースにはMAURTENのドリンクとジェルでエネルギー補給を行っています。

MAURTEN Drink Mix 320

前日はMAURTEN Drink Mix 320を一袋摂取して、カーボローディングを行いグリーコーゲンのタンクを満タンにしました。当日の朝もMAURTEN Drink Mix 320を一袋摂取しました。

MAURTEN GEL100 CAF100

レース中の補給食としてお尻のポケットに入れておいたMAURTEN GEL100 CAF100を16km地点で飲みました。一本で100kcalのエネルギーと100㎎のカフェインを摂取出来ます。味は甘さとカフェインの苦みが少々。癖の少ない味です。普通のエネルギージェルに比べてゼリーの様に一つにまとまっているので手に付いてべたべたすることもなく水が無くても飲み干せます。

Nike Vaporfly 4% Flyknitの走行距離

今回の青梅マラソン30kmを走ったことでレースシューズにしていたNike Vaporfly 4% Flyknitの走行距離が153kmに達しました。Nike社の推奨耐久走行距離は160kmなので、あと7kmで160kmです。とは言うものの、まだクッションも反発もしっかりと感じられるので、まだまだ履けそうです。

ソールの皺もそれほど入っていません

Nike Air Zoom Pegasus 36 を買い換え

2019年の終わりと共に、2019年6月より履いていたNike Air Zoom Pegasus 36が走行距離800kmを迎えたところでアッパーが破れてしまい、2代目のPegasus 36 を購入しました。今回はレーザークリムゾンという真っ赤なシューズです。次は800km走ってもアッパーが破けない様にフォームを改善して走りたいと思います。

Pegasus36のソールは丈夫

半年間で800kmを走って壊れた部分はソールではなくアッパーでした。私の走り方だと負担のかかる小指の外側のミッドソールとアッパーの境目から裂けて来てしまいました。

ソールは新品と比較すると接地の度に圧迫され皺が入りクッションもヘタっていますが、アウトソールが摩耗してミッドソールがむき出しになるようなこともありませんでした。

左:800km走行後のペガサス36のアウトソール、右:新品のペガサス36のアウトソール

新品のミッドソールと比較すると、800km走ったミッドソールはかなり皺が入っています。アッパーの破れとミッドソールの皺が多い箇所が一致しているので、小趾側で着地しているのが分かります。因みに右足用です。

NIKE AirZoom Pegasus 36#2 400km通過

2代目Nike Air Zoom Pegasus 37の走行距離が400kmを超えました。

アウトエッジ、ミッド・フォアフット気味の着地をする私の走り方だと、一番ダメージを受けているのはインソールです。アウトソールはガイドラインに沿って摩耗しています。アッパーはまだ穴は開いていませんが、新品よりもかなりルーズになって来ています。とは言うものの、まだまだ履けるので800kmを目指して履き続けたいと思います。

アッパーは少し生地が伸びて来ました
一番ダメージが大きいインソール。走り方の特徴が分かります。
フォアフット気味なので踵側は削れていません
ミッドソールは皺が少なくまだまだ履けそうです

Nike Air Zoom Pegasus 走行距離 600km

2020年1月より使用し始めました2代目Nike Air Zoom Pegasus36行距離600kmを超えました。400km通過時と比較するとMP関節(中足趾節関節)付近の皺が深くなって来ました。初代Pegasus36が800kmでアッパーが破れてしまいましたが、あと200km走るとこちらもアッパーが破れて来そうな気がします。

400km経過時よりもスピードが2秒/km遅くなりました
中足趾節関節付近の皺が深くなって来ました
アウトソールはまだまだ走れそうです

Nike Air Zoom Pegasus 36のレビュー

Nikeエアズームペガサス36のインプレッションの記事です。

1月15日は定休日です

1月15日(水曜日)は定休日になります。よろしくお願いいたします。